なぜ北海道の静かな町に、これほど本格的なスウェーデンの風景が存在するのか。時計の針を1980年代まで戻す必要がある。当時打ち出されたスウェーデンヒルズ開発計画こそが、すべての始まりだった。北海道当別町の気候や地形が、北欧特有の自然環境と驚くほど類似していたことから、スウェーデン王国の建築様式を取り入れた本格的な街づくりがスタートした。
この草の根の絆を決定づけたのが、現地と姉妹都市提携を結んだスウェーデンのレクサンド市である。スウェーデン王国大使館の深い理解とバックアップを受けながら、両国の人々が直接交わした対話と友情が、レクサンド記念公園という象徴的な空間を結実させた。伝統的な赤い外壁塗料「ファルン・レッド」に彩られた住宅群は、単なる景観の模倣ではなく、長年育まれてきた文化交流の結晶だ。