王馬小吉というキャラクターを完成させた最大の功労者の一人が、声優の下野紘さんです。甘さと少年らしさを併せ持つ独特のハイトーンボイスが、王馬のキャラクター性に完璧な説得力を与えています。
無邪気に甘えるような高い声で「ねーねー、最原ちゃん!」と呼びかけたかと思えば、学級裁判の核心ではゾッとするほど低く冷徹なトーンへと滑らかに切り替わります。嘘泣きのわざとらしい叫び声から、追い詰められた際に見せる真に迫った感情の揺らぎまで、下野氏の変幻自在な演技力がキャラクターのあざとさと不気味さを何倍にも増幅させました。
声のトーン一つで場の空気を支配するその表現力は、2026年の現在でも「下野紘の代表的な名演の一つ」として声優ファンからも高く評価され続けています。