1993年から『モーニング』誌上で連載された本作は、大手出版社である講談社の歴史においても異色の光を放つ存在だ。当時の漫画界においても、国家体制の根幹をクイズというバラエティの枠組みで解体してみせたプロットはあまりにも前衛的であり、一読した者に消えない爪痕を残した。
ジャンルとしてはカルトSFサスペンスの金字塔と称されるが、その本質は鋭利な政治風刺劇でもある。予言的とも言える社会洞察と、息もつかせぬスリリングな展開の融合は、連載終了から長い年月が経過した今なお、多くのクリエイターに多大な影響を与え続けている。