アニメ特有の二次元シルエットを三次元へ昇華させるには、いくつかの重要なアプローチが存在する。市販の既製服を着るだけでは到達できない、プロの衣装制作者が実践する自作テクニックを紹介しよう。
第一に重要なのが生地の選定だ。一般的なスポーツ用ジャージ生地を使うと、照明の反射でテカリが出てしまい、写真撮影時にチープな印象を与えやすい。発色の良い厚手のポリエステルジャージーや、ややマットな伸縮生地を選択するのがベストだ。
劇的に完成度を高める「プロの裏技」をいくつか整理した。
・襟と袖の芯材補強:襟ぐりや袖口に2mm厚のEVAフォーム(コスプレ用ウレタンシート)を内蔵することで、アニメ特有のシャープな立ち上がりを半永久的に維持できる。
・雷門エンブレムの立体化:布用絵の具によるペイントではなく、厚手のアイロンシートや合皮をカットして重ね貼りすることで、存在感のあるシンボルマークに仕上がる。
・シルエットの絞り込み:既製パターンそのままではなく、ウエストラインをやや高めの位置で2cmほど絞る。これだけで脚長効果とアニメ的なスマートさが格段に増す。