ショットのシングルライダースを検討する際、誰もが直面するのが「立ち襟スタンドカラー」の看板モデルである641と141の選択です。外見上のデザインやカッティングはほぼ同一でありながら、着用感と革の質感には決定的な思想の違いが存在します。
ショット641は、ヘビーオンスのステアハイドに厚い顔料仕上げを施したクラシックな仕様です。表面は均一で光沢があり、引っかき傷や雨風に対する耐性が極めて高い反面、最初の数カ月は腕を曲げることすら抵抗を感じるほどの硬さがあります。一方、ショット141はオイルをたっぷりと染み込ませたオイルドカウハイド(成牛革)を採用。購入初日から吸い付くように柔らかく、しっとりとしたマットな質感と自然なシボ感が特徴で、街着としての着やすさを最優先する層から絶大な支持を得ています。
また、ヴィンテージファン向けに登場した641XXは、1960年代のディテールを復刻した立ち襟モデルであり、着丈をやや短めに設計しつつ、アクションプリーツを省いて背中をすっきりと見せるミニマルなシルエットが特徴です。