グラブの命とも言える皮革において、コアなマニアから絶対的な信頼を寄せられているのが国内屈指のタンナーであるジュテルレザーです。アトムズなどの工房系ブランドがいち早く採用したことで知られ、油脂分を内部まで均一に浸透させる伝統技法により、使い込むほどにしなやかに手に吸い付く感覚を生み出します。
大手メーカーが数万個規模のライン生産を行う一方、工房系ブランドでは熟練職人が革の伸び方向や厚みを指先の感覚で見極め、1点ずつ裁断・縫製を行います。プロ野球選手のパーソナルグラブを手がけてきた職人が直接設計に携わるケースも多く、既製品でありながらオーダーメイド級のフィッティングを実現している点が、現場の守備職人たちを唸らせる要因です。