婦人科内診の痛みと不安を解消!検査手順・生理中の受診とコツを解説

婦人科内診の痛みと不安を解消!検査手順・生理中の受診とコツを解説

婦人科内診の痛みと不安を解消!検査手順・生理中の受診とコツを解説の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

内診で強い痛みを感じる最大の理由は、器具そのものの鋭利さではなく、恐怖や緊張による骨盤底筋群の無意識な収縮です。膣の周囲には複雑な筋肉群が走っており、緊張して身構えると無意識にお尻や太ももが固く締まります。狭くなった膣口へ器具を挿入しようとすると摩擦と強い圧迫が生じ、それが鋭い痛みとして知覚されます。

炎症や病変の存在も痛みの要因となります。膣炎やクラミジアなどの感染症によって粘膜が過敏になっている場合や、子宮内膜症によって子宮の裏側(ダグラス窩)や卵巣に癒着が起きている場合、器具の接触や触診の圧迫が強い痛みを引き起こすことがあります。

クスコ(膣鏡)による痛みを防ぎ、婦人科内診で力を抜くコツとして臨床現場で推奨されているのが「腹式深呼吸法」です。

内診台に座ったら、まず背中と腰をシートに完全に預け、肩の力を落とします。医師が「器具が入りますよ」と声をかけた瞬間に、口から「ふーっ」と細く長く息を吐き出すことに意識を集中してください。息を吐いている間は副交感神経が優位になり、骨盤底筋と肛門周辺の筋肉が自然に緩みます。太ももを外側にだらんと広げるイメージを持つと、さらに挿入時の摩擦抵抗が減少します。

また、器具自体の工夫も可能です。医療現場には「SSサイズ」「Sサイズ」といった極小サイズのクスコが常備されています。痛みが不安な方は、内診台に上がる前や問診時に「痛みに敏感なので、できるだけ小さめの器具を使ってほしい」と一言伝えるだけで、現場の医師や看護師は適切に対応してくれます。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。