老人の足のむくみは何科を受診?危険なサインと診療科の選び方

老人の足のむくみは何科を受診?危険なサインと診療科の選び方

老人の足のむくみは何科を受診?危険なサインと診療科の選び方とはどんな影響があるのか? 背景や要点を簡潔に解説します。

むくみを評価するうえで、最も警戒すべきは「左右差」と「局所の異変」です。全身性の内科疾患は原則として両足に対称的なむくみをもたらしますが、片足だけが腫れている場合は局所の血管トラブルや感染症が疑われます。

片足だけのむくみの危険性として筆頭に挙げられるのが「深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)」です。下肢の深部静脈にできた血栓が血流に乗って肺へ飛ぶと、肺血栓塞栓症を引き起こし、突然の呼吸困難や心肺停止に陥るリスクがあります。

高齢者の足の甲のむくみにも注意を払う必要があります。靴がきつくなって歩行が困難になるだけでなく、心不全の初期兆候であったり、リンパ液の流れが滞るリンパ浮腫、あるいは小さな傷口から細菌が侵入した蜂窩織炎である場合があります。

以下のチェックリストに該当する場合は、様子を見ずに早急な医療機関受診を検討してください。

  • 【至急・救急要請レベル】片足が突然赤紫色に腫れ上がり、激しい痛みや息苦しさを伴っている。
  • 【当日〜翌日受診レベル】片足または両足が赤く熱を持ち、38度以上の発熱がある(蜂窩織炎の疑い)。
  • 【数日以内の受診レベル】指で押すと深い痕が数分間戻らず、坂道や階段で以前より明らかに息が切れる。
  • 【計画的受診レベル】夕方になると両足の甲がむくむが、翌朝には引いており、全身症状はない。
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。