電気自動車(EV)やSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)の普及に伴い、自動車用インパネの大型化・多画面化が急ピッチで進んでいる。JDIはこの車載分野で早期から存在感を示しており、2026年現在、欧米および日本の大手完成車メーカーからの長期受注残高は安定した収益基盤になりつつある。
液晶およびOLED双方での高い設計自由度と安全性基準のクリアは、新興の中国ディスプレイメーカーに対して強固な参入障壁として機能している。単なる価格破壊に巻き込まれない「システム統合型ディスプレイ」の提供が、同社の営業利益率を押し上げる中核エンジンとなりつつある。