作品から漂うエレガントな世界観とは裏腹に、本人が見せる破天荒なキャラクター像もまた、彼の不可欠なアイデンティティだ。両手に剣を持ち、サングラス姿でポーズを決める伝説的な写真をはじめ、各種メディアで見せるサービス精神旺盛なパフォーマンスは、常にファンの爆笑をさらってきた。
だが、この一見「ネタキャラ」とも取れる振る舞いの裏には、冷徹なまでのセルフプロデュースの視点が存在する。かつて劇団で役者として活動していたキャリアを持つ彼は、自身が「どう見られているか」を客観的に把握している。ネットカルチャーの波に乗りながら自らをコンテンツ化することで、個人のクリエイターが埋没しやすい現代において強烈なフックを作り出し続けているのだ。