園内のどこからでも目を引くランドマークが、高さ57メートルを誇る展望塔「サンサンタワー」だ。エレベーターで一気に最上部へ登ると、視界360度の大パノラマが開ける。眼下に広がる広大な森林と、その向こうに連なる山々の対比は息を呑む美しさだ。
この公園の管理を担う栃木県県営都市公園管理事務所の展示資料が示す通り、この地域一帯は日本遺産「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」の舞台でもある。かつて水利に乏しく不毛の地と呼ばれた那須野が原に用水路を切り開き、近代農地へと変貌させた矢板武をはじめとする先人たちのフロンティアスピリット。その歴史のドラマに思いを馳せながら眺める景色は、単なる観光地以上の深い感銘を与えてくれる。