犬が口を舐めるのはなぜ?愛のサインに潜む病気と感染症の危険

犬が口を舐めるのはなぜ?愛のサインに潜む病気と感染症の危険

犬が口を舐めるのはなぜ?愛のサインに潜む病気と感染症の危険について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

注意を払うべきは、人が舐められるケースだけではありません。愛犬が何もない空間に向かって舌を出し入れしたり、自らの唇や鼻の周りを頻繁にペロペロと舐め回したりしている光景を目撃したことはないでしょうか。この行動が長時間続く場合、犬が口をペロペロする病気や消化器系の異変を疑う必要があります。

代表的な要因が、急性胃腸炎や異物誤飲に伴う強い悪心です。犬が自分の口を気にする吐き気は典型的な前駆症状であり、胃液の逆流やむかつきを紛らわせるために大量の唾液を分泌し、それを飲み込もうとして口元を舐め続けます。空腹時に胃酸過多で黄色い胆汁を吐く前にも、同様の仕草が頻繁に観察されます。激しい嘔吐に至る前に、胃腸の不調や誤飲事故のサインとして捉える視点が欠かせません。

もうひとつ見逃せないのが、犬の歯周病と口内トラブルです。成犬の約8割が抱えているとされる歯周病が悪化すると、歯肉の炎症による痛みや違和感、あるいは歯と歯茎の間に挟まった異物を気にし、口周りを気にする頻度が急増します。口臭が以前よりきつくなった、硬いフードを食べにくそうにしている、前足でマズルをこする仕草が増えたといった変化が伴うなら、速やかな動物病院での口腔内診査が求められます。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。