安かろう悪かろうとは?意味や語源・コスパ時代の落とし穴を徹底解説

安かろう悪かろうとは?意味や語源・コスパ時代の落とし穴を徹底解説

安かろう悪かろうとは?意味や語源・コスパ時代の落とし穴を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

ビジネスの構造上、製品の価格を下げるためには明確な理由が存在します。価格破壊の裏側で生じる品質低下の理由を製造・流通の観点から分解すると、主に以下の4つのコスト削減が作用しています。

① 原材料グレードのダウングレード:樹脂の肉厚を極限まで薄くする、金属接合部をプラスチックへ置き換える、耐久性の低い再生素材を使用するなど、外見では判別できない内部マテリアルのコストカットが行われます。

② 全数検査から抜き取り検査(または無検査)への簡略化:日本メーカーの多くが採用する厳格な全数検品やエージング試験(連続通電テスト)を省き、不良品発生リスクを「返品交換前提(あるいは泣き寝入り前提)」で出荷することで検査人件費を削ります。

③ アフターサポートおよびコンプライアンス費用の削減:カスタマーサポートのチャットボット化や海外外注、PL保険(製造物責任保険)の未加入、各種安全規格(PSEマークや技適マークなど)の認証手続き省略などが挙げられます。

④ 労働環境・サプライチェーンへの負荷:下請け工場に対する過度な単価引き下げ要求は、作業員の熟練度低下や工程の省略を招き、結果として歩留まりの悪化と製品寿命の短縮をもたらします。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。