リリースから長い年月が経過した今も、春の卒業シーズンになると『オワリはじまり』は各種音楽チャートやSNSのトレンドに急浮上します。オワリはじまりが泣ける最大の理由は、聴く人の置かれた環境によって、歌詞の解釈が無限に広がる構造にあります。
学生にとっては「仲間と過ごした日々の終わりと未来への旅立ち」、社会人にとっては「挫折しそうな自分への鼓舞や原点回帰」、そして人生の黄昏時を迎えた世代にとっては「これまでの歩みを振り返る肯定の歌」として響きます。「一生懸命になれなかった日があってもいい、でも明日はまた笑おう」という包容力が、張り詰めた感情を解きほぐし、自然と涙をあふれさせるのです。