検索エンジンに校名を入力すると候補に現れる「やばい」というキーワード。この言葉の裏には、入学前の保護者や中高生が抱くリアルな不安と、実際の学校システムに対する認識のギャップが存在します。取材と生徒・保護者の声を分析すると、主な要因は以下の3点に集約されます。
第1の要因は、「自己管理ができないとレポートが溜まり留年危機に陥る」という通信教育特有のシステム構造です。ルネサンス高等学校では、日々の学習がスマートフォンやタブレットを使ったWebレポート提出を中心に進められます。通学の義務が少ない分、スケジュール管理を怠ると提出期限直前に膨大な課題を抱え込むことになり、「放置されて大変なことになった」という不満の声が「やばい」という表現に変換されて拡散された背景があります。
第2の要因は、メディアで大きく取り上げられる「eスポーツコース」に対する旧来の教育観からの反発です。「学校でゲームばかりして将来大丈夫なのか」という懸念を抱く層から批判的な文脈で語られるケースが目立ちます。しかし実際には、ゲームスキルの向上だけでなく、コミュニケーション能力や動画編集、ITスキルの習得を組み込んだカリキュラムが設計されています。
第3の要因は、年4日程度の集中スクーリングに対するプレッシャーです。普段は完全な在宅学習であるため、人付き合いに不安を抱える生徒にとっては「宿泊を伴うスクーリングを乗り切れるか」という心理的ハードルが高く映り、ネット掲示板などで過度に不安視された経緯があります。