現在、世界の宇宙開発は「地球周回軌道(ISS)」から「深宇宙(月・火星)」へと主戦場を移しています。その中心となるのが、米国主導の国際月探査「アルテミス計画」です。
2024年4月、日米両政府は「日本人宇宙飛行士2名が月面に着陸する」とする歴史的な共同声明に正式署名しました。日本が開発を担当する有人与圧ローバ(愛称:ルナクルーザー/トヨタ自動車・JAXA共同開発)の提供などを条件に、米国人以外として世界で初めて日本人が月面に降り立つ権利を獲得したのです。
この月面探査ミッションを担うのが、2023年にJAXAに選抜され、基礎訓練を修了した新世代の宇宙飛行士たちです。
- 諏訪 理(すわ まこと)氏:元世界銀行上級防災専門官。気候変動や防災の国際エキスパートとして培った危機管理能力と国際交渉力が強み。
- 米田 あゆ(よねだ あゆ)氏:元日本赤十字社医療センターの外科医師。日本人女性宇宙飛行士として史上3人目であり、高い臨床スキルと柔軟な対応力を兼ね備える。
現在JAXAに所属する現役宇宙飛行士(油井亀美也氏、大西卓哉氏、金井宣茂氏ら)に加え、諏訪氏・米田氏を含むチームの中から、2020年代後半に人類史上初となる「月面を歩く日本人」が誕生することが確実視されています。