松山千春の精神的支柱であり、アイデンティティの根幹にあるのが、故郷・北海道足寄町(あしょろちょう)と、彼を支え続ける家族の存在です。
足寄町にある実家は、ファンにとっての聖地としても知られていますが、近年は最愛の母や姉、弟といった家族を相次いで見送るという深い喪失感を経験してきました。その中で、現在の松山千春の闘病生活を最も身近で支えているのが、長年連れ添った妻と愛娘(つくしさん)です。
妻は徹底した栄養バランスの食事管理を行い、糖尿病患者にとって最大の難関である糖質・塩分の制限食を日常的に工夫して提供しています。松山千春自身、かつてインタビューで「家族には本当に頭が上がらない。外では偉そうなことを言っていても、家では完全に管理されている」と苦笑しながら語ったことがあります。
自立した関係性を保ちながらも、いざという時には絶対的な味方として寄り添う家族の存在があるからこそ、過酷な心臓手術とリハビリを乗り越えることができているのは間違いありません。