ハバニーズの里親に関する最新情報を探る上で、まず直視しなければならないのは「絶対的な流通母数の少なさ」です。一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の登録犬種別統計を見ても、トイ・プードルやチワワが年間数万頭規模で登録されるのに対し、ハバニーズは年間わずか数百頭程度にとどまる希少犬種です。母数が極端に少ないため、動物愛護センターや民間のレスキュー団体に「純血種のハバニーズ」が収容される機会は統計上も極めて限られています。
関係者への取材によると、現在公表されているハバニーズの里親募集案件の約8割以上がブリーダーによる繁殖引退犬(およそ5〜7歳)です。残りのごく一部が、飼い主の高齢化や急病、あるいは「想像以上に被毛のケアが大変だった」「分離不安がひどい」といった理由による飼育放棄案件となっています。公的な愛護団体経由の一般募集に出るケースは年間でも全国で片手で数える程度であり、Web上の里親マッチングサイトに情報が掲載された場合、わずか数時間で数十件の応募が殺到するプラチナ状態が続いています。
こうした供給の少なさが、後述する悪質な譲渡トラブルやネット上の過熱した噂を引き起こす温床となっているのが2026年現在の偽らざる現場の実態です。