NHKが公式に掲げる選考基準の3本柱は、「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出にふさわしいか」という点です。しかし、この抽象的な言葉の裏には、極めて緻密なデータ分析が存在します。
具体的には、CD売上枚数やオリコンランキングだけでなく、SpotifyやApple Musicなどのストリーミング再生回数、YouTubeのミュージックビデオ再生数、SNSでのUGC(ユーザー生成コンテンツ)拡散力、さらには7歳以上の全国世論調査データが総合的にスコアリングされています。
加えて、NHK独自の音楽番組『Venue101』や大型特番への出演実績、大河ドラマや連続テレビ小説との親和性も無視できません。単なる数字の多寡だけでなく、「公共放送の年末を彩る物語性があるか」という編成上の総合判断が、最終的な当落線上の当落を分けています。