Q1:俵屋宗達の『風神雷神図屏風』は、今週末に行けば建仁寺で本物を見られますか?
A1:見られません。建仁寺で常設展示されているのは、最新デジタル技術と伝統工芸の粋を集めた「超高精細複製画」です。宗達の国宝原本は保存管理のため京都国立博物館に寄託されており、数年に一度開催される特別展などの限定期間以外は非公開となっています。
Q2:なぜ尾形光琳や酒井抱一は、他人の作品をそのまま真似して描いたのですか?
A2:当時の日本美術において、偉大な先達の図様をトレースし模写することは盗作ではなく、最高の敬意を示す「本歌取り(オマージュ)」の正当な修業法でした。光琳も抱一も、宗達の構図を徹底的に敷き写しながら、自らの時代性(光琳の装飾性、抱一の都会的叙情)を注入して新たな命を吹き込んでいます。
Q3:風神と雷神は、左右どちらに配置されているのが正しいですか?
A3:向かって右が「雷神」(白い体で太鼓を輪状に背負う)、向かって左が「風神」(緑の体で風袋を担ぎ疾走する)です。日本の中世絵画では右上位の原則があり、天空から地を統べる雷神が右隻(うせき)に置かれる伝統に則っています。
Q4:風神雷神図屏風の次回展示公開スケジュールはどこで確認できますか?
A4:宗達本は京都国立博物館の特別展・名宝展告知、光琳本は東京国立博物館の「名品ギャラリー展示予定」、抱一版は出光美術館の展覧会案内を随時確認してください。文化庁の規定により年間の展示日数が限られているため、公開時は美術系ポータルサイトでもトップニュースとして報じられます。