打ち放題を「下手になる罠」に終わらせず、劇的なスコアアップの武器に変えるためには、練習のプロトコル(手順)を劇的に変える必要があります。トップインストラクターが推奨する打ち放題を活用した効果的な上達法の要は、「時間制限の中にあえて間(ま)を作る勇気」にあります。
成果を最大化する「20秒ルール」と「3球交代法」
ボールを打った後は、必ずクラブヘッドをマットから離し、20秒間インターバルを取ります。深呼吸をして後方に下がり、ターゲットを再確認してからアドレスを組み直します。この「20秒ルール」を自分に課すだけで、打ち放題の打席がそのまま本番のティイングエリアへと変貌します。
さらに、同じ番手で何十球も打ち続けるのをやめ、「ウェッジで1球打ったら次は7番アイアン、その次はドライバー」と打つクラブを1球ごとに替える「3球交代法」を取り入れてください。ゴルフ場では同じクラブを連続で打つ場面はほとんどありません。あえて打ち放題でクラブを持ち替えることで、実戦での対応力が飛躍的に向上します。
【判断基準】打ち放題に向いている人・1球打ちに徹すべき人
練習場へ行く前に、自分がどちらのフェーズにいるのかを冷静に判断してください。
- 打ち放題を選ぶべき人:
- クラブを握り始めたばかりで、空振りをなくしボールに当てる感覚を掴みたい完全な初心者
- 30〜50ヤードのアプローチショットを距離感別に徹底的に反復し、手元に感覚を染み込ませたい人
- スマートフォンのスイング撮影機材や弾道測定器を持ち込み、1球ごとに画面でフォームをチェックできる自制心のある人
- 1球打ちに徹すべき人:
- ラウンド直前で、ティショットのプレッシャーに耐えるメンタルとルーティンを点検したい中上級者
- ついつい熱くなって1球ごとに早打ちしてしまう自覚がある人
- 体力や筋力に自信がなく、球数を打つと後半にスイングの軸がブレてしまうシニア・女性ゴルファー