直立した状態で鏡で見た時の体の歪みを確認した際、肩のラインが水平を保てていない場合、主に3つの力学的な要因が関係しています。最も頻度が高いのは、生活習慣に起因する上半身の筋肉のアンバランスです。
PC作業やスマートフォンの長時間操作によって頭部が前方へ突き出るストレートネックと首の傾きが定着すると、首から肩甲骨を支える僧帽筋や肩甲挙筋が片側だけ過剰に収縮します。また、通勤時や買い物でカバンを常に片方の肩に掛ける影響も見逃せません。荷物が滑り落ちないよう無意識にその側の肩を持ち上げる癖がつくと、筋肉が縮んだまま形状記憶され、荷物を下ろした後も肩が上がった状態が続いてしまいます。
さらに見落とされがちなのが、土台となる下半身からの連鎖です。脚を組む癖や片足重心での立ち姿勢により骨盤が左右どちらかに傾くと、背骨はバランスを取るために逆方向へとS字を描くように曲がり、結果として肩のラインに明確な左右差を作り出します。