このスラングを巡っては、ユーザー間でいくつかの根強い誤解や認知のズレが存在します。
もっとも代表的な誤認は、「有名漫画のコマのコピペである」という思い込みです。ネット上では時折、昭和・平成の劇画調のキャラクターや不気味な笑みを浮かべるコマに「その心笑ってるね」というフォントがコラージュされた画像が出回っています。これを見たユーザーが「元はあの作品の決定打となるセリフだったのか」と誤認する事例が後を絶ちません。これは一種のマンデラ効果(集合的な記憶の錯誤)であり、フレーズの持つ心理サスペンス的な響きが既存のフィクション作品の記憶と結びついた結果と言えます。
また、「誰に対しても気軽に使えるライトなスラング」と捉えることも危険です。真摯に心配している相手に不用意にぶつけると、相手の善意を頭ごなしに否定する「無礼な邪推」となり、人間関係に修復不能な亀裂を生むリスクを孕んでいます。