従来のスーパーにおける冷凍食品売場は、NB(ナショナルブランド)メーカーの定番餃子やパスタ、お弁当用フライなどが中心で、価格競争が激しいカテゴリーでした。しかし、@FROZENが打ち出したコンセプトは「冷凍食品を通じた豊かな食生活の提案」です。
売場は主に「Heat(温めるだけ)」「Cook(簡単調理)」「Eat(自然解凍・デザート)」といった生活導線に合わせてゾーニングされており、以下の3つのトレンドを巧みに取り込んでいます。
- 外食プレミアムの代替:外食チェーンや有名シェフ監修の本格ディナーメニューが自宅で再現できる「プレミアム冷食」需要の開拓。
- タイパ(タイムパフォーマンス)志向の定着:共働き世帯や単身世帯の増加に伴い、献立決めや調理の負担を劇的に減らすソリューションとしての評価。
- フードロス削減と急速凍結技術の進化:プロトン凍結や液体急速凍結などの技術革新により、解凍後もドリップが出にくく、作りたての風味を閉じ込められるようになった技術的背景。
イオンの決算説明資料等でも、冷凍食品部門は既存店売上を牽引する戦略カテゴリーとして位置づけられており、改装の目玉として「@FROZEN」の売場パッケージが全国のイオンスタイルへ水平展開されています。