民放ドラマの評価基準が「世帯視聴率」から「個人・コア視聴率」および「配信再生数」へと完全にシフトした現在、カンテレ制作ドラマの真価は数字の奥深くに現れています。かつて社会現象を巻き起こした『アバランチ』(2021年)や、ギャラクシー賞をはじめ数々の賞を総なめにした『エルピス—希望、あるいは災い—』(2022年)、医療ドラマの新たな金字塔となった『アンメット ある脳外科医の日記』(2024年)など、月曜10時ドラマ歴代名作は常に時代へ鋭い問いを投げかけてきました。
従来の月曜10時ドラマ視聴率推移を見ると、世帯視聴率単体では6〜8%台で推移することが多いものの、TVerでのお気に入り登録数や週間再生ランキングでは常にトップクラスを記録しています。テレビ局の公式発表資料や配信プラットフォームの公開データをもとに、月10枠の主要作品が残した実績を比較検証してみましょう。
上記のデータが示す通り、月10枠は単なる「お茶の間向け娯楽」の枠を超え、熱量の高いファンが能動的に選んで視聴するプレミアム枠としてのポジションを盤石なものにしています。