山陰の湿った雪は非常に重く、日中の気温上昇で溶けた雪が夜間に再凍結することで、極めて滑りやすいミラーバーンを形成します。現地取材や日頃の運転において、事故を未然に防ぐための鉄則は次の3点に集約されます。
第1に「急」のつく操作(急発進・急ブレーキ・急ハンドル)の完全排除です。ブレーキ操作はエンジンブレーキを主体にし、車間距離は乾燥路面の3倍以上を確保します。第2に、橋の上やトンネルの出入口付近、日陰のカーブでの事前減速です。路面が黒く光っている場所はすべて氷と想定して進入してください。そして第3に、スタックに備えたスコップ、解氷スプレー、防寒着、牽引ロープをトランクに常備しておくことです。万全の準備こそが最大の防御になります。