大手ポータルサイトの世論調査やSNS上の数万件におよぶ投稿を解析すると、「すき焼き派」と「しゃぶしゃぶ派」の支持率は「すき焼き:約53%」「しゃぶしゃぶ:約47%」と、ほぼ互角のデッドヒートを繰り広げています。
しかし、投稿者の属性と利用シーンを細かく分類すると、両者の支持動機には明確な違いが表れます。
- すき焼き支持者の声:「年末年始やボーナスが出た夜など、特別な贅沢感を味わいたい時はすき焼き一択」「あの甘辛いタレと生卵が絡んだ瞬間の多幸感は何物にも代えがたい」といった、情緒的価値とご馳走感を重視する声が主流。
- しゃぶしゃぶ支持者の声:「胃もたれせずに肉を無限に食べられる」「野菜もたくさん摂れるし、週に一度食べても飽きない」といった、機能性や日常の満足度を挙げる声が圧倒的。
さらに興味深いのは、訪日外国人観光客(インバウンド)の間で起きている評価の逆転現象です。
長年、海外では「SUKIYAKI」の名が坂本九の楽曲とともに広く認知されていましたが、実際の飲食現場では生卵をつける行為に対するカルチャーショックが少なからず存在します。衛生管理が行き届いた日本の生卵事情を知らない旅行者にとって、生卵をくぐらせるハードルは依然として存在します。
一方で、しゃぶしゃぶは「自分で肉を湯に通して仕上げる」というインタラクティブな体験型エンターテインメントとして欧米豪からの旅行者に絶大な支持を得ています。グルテンフリーやヴィーガン対応の出汁を選べる柔軟性も相まって、ミレニアル世代の外国人旅行者を中心に「SHABU-SHABU」の人気が急上昇しています。