切り戻しで剪定した枝は、そのまま処分せずに「挿し木」を活用して新たな苗として仕立て直すことができます。万が一親株の仕立て直しに失敗した場合のバックアップとしても極めて有効です。
挿し木を成功させるための実践ステップは以下の通りです。
- 挿し穂の採取:剪定した枝のうち、病害虫がなく節が詰まった若い枝を10〜15センチ程度切り取ります。
- 葉の調整:先端の葉を2〜3枚だけ残し、下部の葉はすべて落とします。残した大きな葉は、蒸散を抑えるためにハサミで半分にカットします。
- 水揚げと発根促進:切り口を清潔なカッターで鋭利な斜めに切り直し、メネデールなどの植物活力剤を薄めた水に1〜2時間浸して十分に吸水させます。
- 清潔な用土への挿し付け:肥料分の含まれていない無菌の「赤玉土小粒」または「挿し木専用土」を用意し、あらかじめ湿らせた穴に挿し穂の半分ほどを優しく差し込みます。
- 環境管理:直射日光を避けた明るい日陰に置き、用土が乾かないよう底面給水や霧吹きで湿度を保ちます。気温20℃〜25℃を維持できれば、およそ3週間〜1ヶ月で新しい発根が確認できます。