「朝までそれ正解」なぜ今も最強?神回と珍解答で紐解く笑いの本質

「朝までそれ正解」なぜ今も最強?神回と珍解答で紐解く笑いの本質

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ネット上の掲示板やSNSを見ていると、「朝までそれ正解って結局、IPPONグランプリのような大喜利と何が違うの?」という疑問が散見される。しかし、ここには大きな誤解が存在する。このゲームの本質は「面白いボケを競い合うこと」ではない。「自らの解答を、屁理屈を駆使して全員に正解だと認めさせるディベートゲーム」である点だ。

大喜利であれば、突飛なワードを放って爆笑をかっさらえばその時点で完結する。だが「それ正解」の場合、いくら面白いボケであっても「でもそれ、お題のベストアンサーではないよね?」と一蹴されてしまえば生き残れない。逆に、一見すると地味な回答であっても、「このお題の文脈において、なぜ他の候補よりも優れているのか」を説得力を持って論述できれば、それが最終的な正解として採択される。

つまり、求められるのは「瞬発的なボケのセンス」ではなく、「言葉の文脈を再定義するプレゼン力」と「他人の意見を自分の土俵に引き込む論理構築力」なのだ。この違いを理解していないと、全員が単なる突飛な珍回答を出し合い、収拾がつかなくなって場が白けてしまうという落とし穴に陥ることになる。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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