女性の尿管カテーテルはなぜ痛い?手術・抜去時の激痛理由と対処法

女性の尿管カテーテルはなぜ痛い?手術・抜去時の激痛理由と対処法

女性の尿管カテーテルはなぜ痛い?手術・抜去時の激痛理由と対処法とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

医療情報のリテラシーにおいて極めて重要な盲点となっているのが、ネット上で混同されている「尿道留置カテーテル」と「尿管ステント」の混同問題です。検索窓に「尿管カテーテル 痛み」と入力する読者の約8割は、帝王切開や全身麻酔手術時に使われる「尿道に入れる管」を想定していますが、泌尿器科領域における本来の「尿管カテーテル(尿管ステント)」は全く別の医療デバイスです。

尿管ステントとは、尿管結石や狭窄の治療において、腎臓で作られた尿を膀胱へ流すために「腎盂から膀胱までの細い管(尿管)」の中に留置するストロー状の器具を指します。尿管ステント留置の痛みの理由は、排尿時に膀胱圧が上がった際、尿が管を逆流して腎臓を内側から圧迫する「側腹部・背部のズキズキとした激痛」や、尿管の蠕動運動に伴う摩擦です。尿管ステントの血尿と痛みの経過としては、留置後数日間は動くたびに鮮血尿や側腹部痛が続くものの、数週間かけて徐々に身体が順応していくという特徴を持ちます。

ご自身が直面している処置がどちらに該当するのかを正しく把握することは、無用なパニックを防ぐための第一歩です。両者の特性と痛みの違いを下表にまとめました。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価尿道留置カテーテル(バルーン)尿道口から膀胱内に留置(管の太さ:約4〜5mm / 外径12〜16Fr)留置期間:1〜3日程度(手術翌日〜歩行開始時に抜去)帝王切開や全身麻酔手術の大半がこれに該当。異物感と残尿感が主訴。尿管ステント(尿管カテーテル)膀胱から腎臓(腎盂)を結ぶ尿管内に留置(太さ:約1.5〜2mm)留置期間:数日から数ヶ月(結石破砕や手術後の安静期間)排尿時の背部痛・血尿が特徴。日常生活での運動制限や水分摂取が重要。一時的導尿(ネラトン)膀胱内の尿をその場でのみ排出して即座に抜去する処置所要時間:数十秒〜1分程度留置しないため後の違和感は少ないが、挿入時の脱力技術が最も問われる。
中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。