せっかく信州伊那の山奥まで足を伸ばしながら、暖簾をくぐれずに帰路へ就く事態だけは避けなければなりません。こやぶ竹聲庵の蕎麦を確実に手繰るためには、徹底した下準備と予約方法の把握が不可欠です。
第一に抑えるべきは、電話(0265-78-9966)による事前確認です。現在、名匠の手打ち蕎麦は仕込み数量が厳密に制限されており、日によっては団体予約や季節ごとの仕入れ状況によって営業時間が前倒しで終了することが日常茶飯事となっています。昼営業(11:00〜14:00)を狙う場合であっても、前日や当日の朝一番に出発前の営業確認を入れるのが愛好家の鉄則です。
そして、夜の席を希望する場合は「完全予約制」となります。夜は昼の喧騒から完全に解き放たれ、落ち着いた空間の中で蕎麦前とともにじっくりと蕎麦を堪能できる贅沢な時間帯ですが、仕込みと席数に限りがあるため、訪問日程が決まり次第、数週間前からの打診が推奨されます。
また、交通手段の確保も重要な要素です。最寄り駅となるJR飯田線の伊那市駅からは約6km離れており、徒歩でのアクセスは現実的ではありません。中央自動車道「伊那IC」を利用し、自家用車またはレンタカーで向かうか、伊那市駅からタクシーを手配する移動導線をあらかじめ組み込んでおく必要があります。