Q1:ピルを飲み始めてから足がだるい・痛い気がします。すぐに救急車を呼ぶべきですか?
A1:まずは症状の現れ方を確認してください。「両足の全体的な疲労感」であれば血行不良やむくみの可能性もありますが、「右足だけ、または左足だけに明らかな腫れ、赤み、歩行困難な激痛がある場合」は深部静脈血栓症が強く疑われます。片足のみの強い異常や、息苦しさ・胸の痛みを伴う場合は、躊躇せず直ちに救急車を呼ぶか、循環器内科を標榜する総合病院の救急外来を受診してください。その際、必ず「ピルを内服中であること」を医師に伝えてください。
Q2:ピル血栓症は、飲み始めてからどれくらいの期間が最も危険ですか?
A2:統計学的に最も発症頻度が高いのは、「内服開始から1ヶ月〜3ヶ月以内」です。この期間に全体の過半数以上の血栓症が集中しています。半年を過ぎるとリスクはプラトー(横ばい)に達し、徐々に低下していきます。ただし、「数ヶ月間内服を休止し、再びピルを再開したとき」はリスクが初期化され、再び内服開始後1〜3ヶ月の高リスク期に突入するため同様の厳戒態勢が必要です。
Q3:血栓症を予防するために自分でできる具体的な対策は何ですか?
A3:最大の予防策は「脱水の防止」と「血流の停滞(鬱滞)を防ぐこと」です。カフェインやアルコール以外の水・麦茶などを1日1.5リットル程度こまめに摂取してください。また、長時間のデスクワークや移動時は、1時間に1回立ち上がる、座ったまま足首を上下にパタパタと動かす、ふくらはぎを伸縮させる運動を行うことが非常に有効です。弾性ストッキング(着圧ソックス)の着用も静脈還流を助けますが、すでに血栓ができている疑いがある場合は使用を避けてください。