15日目を迎えた実践者の体験談をつぶさに分析すると、手放しの成功談ばかりではないというリアルな実情が浮かび上がります。その筆頭が、海外のフォーラムでも頻繁に議論される「フラットライン(Flatline=平坦化・停滞期)」と呼ばれる現象です。
ネットの体験手記やコミュニティの告白には、次のような生々しい証言が数多く記録されています。
「10日目まではみなぎるエネルギーを感じていたのに、14〜15日目を過ぎたあたりから急に性欲が消え失せ、何に対してもやる気が起きなくなった」「朝立ちもしなくなり、逆に男性機能が壊れてしまったのではないかと強い恐怖を感じた」。当時の取材記録やブログの経過報告でも、この時期に突然訪れる無気力感や気分の落ち込みに耐えかねて、確認のために自らリセットしてしまう脱落者が後を絶ちません。
この停滞期が発生する経緯解説として、臨床心理士や依存症治療の専門家は「脳のホメオスタシス(恒常性維持機能)」を指摘します。長年、安易な性的コンテンツによって大量のドパミンを浴び続けてきた脳は、外部からの過剰刺激が途絶えた状態に順応しようと、一時的に神経伝達を抑制します。いわば、エンジンのアイドリング調整期間のようなものであり、この15日前後の停滞を「効果が消えた失敗」と誤認せず、「脳の修復プロセスが進行している証拠」と捉えられるかどうかが成否の分かれ目となります。