オイル交換とエレメント交換は毎回すべき?費用相場と真相を徹底解明

オイル交換とエレメント交換は毎回すべき?費用相場と真相を徹底解明

オイル交換とエレメント交換は毎回すべき?費用相場と真相を徹底解明について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

「たかがフィルターの汚れ」と侮り、エレメント交換しないとどうなるのかを甘く見ていると、最終的に数十万円から百万円を超えるエンジン載せ替えという致命的な代償を支払うことになります。

長期間交換されないまま放置されたオイルエレメントの内部では、捕集限界を超えたスラッジが目詰まりを起こします。完全に目が詰まってオイルが通らなくなったとき、エンジン内部が油圧不足で即座に焼き付いてしまうのを防ぐため、フィルター内部には「リリーフバルブ(バイパスバルブ)」と呼ばれる非常用の安全弁が組み込まれています。フィルター前後の圧力差が一定基準を超えるとこの弁が開き、オイルをフィルターを通さずにそのままエンジン各部へバイパスさせる仕組みです。

しかし、これはあくまで「油圧ゼロによる即死」を防ぐための緊急避難措置に過ぎません。リリーフバルブが開いた状態では、フィルターでろ過されていない金属粉や粗いカーボン粒子を含んだヘドロ状のオイルが、そのままエンジンの心臓部であるクランクシャフトやカムシャフトへ循環し続けます。これにより、内部パーツの異常摩耗、ピストンリングの固着(膠着)、可変バルブタイミング機構の油圧作動不良が連鎖的に発生し、深刻なエンジンスラッジ蓄積の故障リスクへと直結するのです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。