スパイクを脱いだ礒貝洋光が次に選んだ道は、多くのファンを驚かせました。引退直後、幼少期から親しんでいたゴルフの世界へ飛び込み、プロゴルファーを目指して本格的なトレーニングを開始。ツアーの予選会(QT)に出場するなど、アスリートとしての非凡な身体感覚を発揮しました。
さらに驚くべきは、その後の転身劇です。ゴルフ生活に一区切りをつけると、知人の紹介で建設現場の世界へ入り、大工見習いや足場組みなどの肉体労働に従事しました。「汗を流してモノを作る現場が一番性に合っている」と、過去の栄光を一切ひけらかすことなく、作業着姿で現場作業に没頭した時期もありました。プロサッカー選手の華やかなセカンドキャリアとは対極にある泥臭い現場経験も、彼にとっては等身大の人生の1ページに過ぎません。