三浦璃来選手(2001年生まれ)と木原龍一選手(1992年生まれ)には、9歳の年齢差があります。一般社会では先輩・後輩として明確な上下関係が生じやすい差ですが、2人の間にはそうした壁が一切存在しません。
2019年のペア結成時、木原選手は過去の度重なる怪我やパートナー解消によって一度は引退を真剣に考えていました。そんな中、三浦選手とのトライアウトが行われ、初めて手を合わせた瞬間に「滑り出しのスピードや重心の位置が完全に一致した」という伝説的なエピソードが残っています。
年齢差を全く感じさせず、三浦選手が物怖じせずに意見を伝え、木原選手がそれを広い器で受け止めるという奇跡的な人間性の噛み合いこそが、ペア結成から一気に世界トップへと駆け上がった最大の原動力です。