2005年、男女8人編成(当時)の大型グループAAA(トリプル・エー)のメンバーとしてメジャーデビューを果たした日高氏は、ラップ担当として瞬く間にスターダムへと駆け上がります。日本レコード大賞の常連となり、ドームツアーを満員にするトップグループの一員となる一方で、彼の心には常に拭いきれない違和感が横たわっていました。
「顔が良いから売れている」「所詮はアイドルの延長線上のラップ」――。当時の音楽シーンには、メジャーのダンス&ボーカルグループに対する根強い偏見が存在していました。どれほど技術を磨き、自らリリックを書き下ろしても、グループの看板が前に出るたびに正当な評価から遠ざけられる感覚。そのジレンマを打ち破るべく、覆面のようにアンダーグラウンドのライブハウスに立ち続け、個人名義「SKY-HI」としての泥臭いソロ活動をスタートさせたのです。