地鎮祭を執り行うにあたって最も多く寄せられる疑問が、神職へ納める謝礼の適正金額です。国土交通省関連の住宅市場動向や大手ハウスメーカー各社の最新ヒアリング調査によると、個人の戸建て住宅における初穂料の相場は30,000円〜50,000円が全体の約8割を占めています。地域差や神社の格式による違いはあるものの、基本的には3万円または5万円を用意すれば失礼にあたりません。
注意すべきは、神職への謝礼が初穂料単体で完結しないケースがある点です。神社から建設現場までの距離に応じた「お車代」や、神前にお供えする野菜・魚・果物などの手配を神社側に一任した場合の「神饌料(しんせんりょう)」、祭儀後の直会(なおらい・宴席)を行わない代わりに包む「御膳料(おぜんりょう)」が別途必要になる場合があります。
近年ではハウスメーカーや工務店が窓口となり、「初穂料4万円(神饌料・お車代含む)」といったパッケージ形式で案内されるケースも増えています。見積書や案内状に記載された内訳をあらかじめ担当営業へ確認しておくことで、当日の過不足を未然に防ぐことが可能です。