番組関係者の証言をもとに検証を進めると、過剰な演出と真相の境界線が浮き彫りになる。制作スタッフは素人ゲストに対して膨大な時間の事前取材を行い、魅力を最大限に引き出す努力を重ねている。この徹底した「準備」こそが、視聴者には緻密すぎる仕込みに見えてしまう要因だ。
つまり、台本通りの嘘を演じさせているのではなく、ゲストの持つ本気の熱量をいかに短時間でエンタメとして昇華させるかという編集技術の賜物と言える。過剰な編集や印象操作と取られかねないカットが存在することは事実だとしても、そこに意図的な事実無根の嘘=やらせが存在するわけではない。熱意ある制作活動と不信感の紙一重のバランスがそこにある。