かつてタレントの人気のバロメーターといえば、紙の写真集売上や地上波バラエティの視聴率でした。しかし、デジタルシフトが完了した現在、その評価軸は「熱量の高いファンダムの規模」へと完全に移行しています。
写真集市場においても、単に部数を競う時代から、豪華版限定パッケージやオンラインサイン会、NFT特典などを組み合わせた複合的なアプローチへと進化しました。トップタレントの写真集は予約開始直後にサーバーをダウンさせ、重版を連発するなど、出版不況をものともしない驚異的なセールスパワーを維持しています。
さらに決定的なのがSNSの影響力です。総フォロワー数が数百万人規模に達するスターたちは、自身がメディアそのものとして機能しています。テレビ番組への出演に頼ることなく、新商品の告知やファンとのダイレクトなコミュニケーションを完結させられるプラットフォームを持ったことで、タレントの寿命や収益構造は飛躍的に伸長しました。