一歩足を踏み入れると、まず驚かされるのがその開放感だ。従来のスーパー銭湯にありがちな「昭和レトロ」や「和風モダン」の枠を超え、まるで北欧のロッジに迷い込んだかのような温かみのある木製インテリアが広がる。館内を流れる空気はどこか穏やかで、BGMのボリュームも絶妙にコントロールされている。
「ここは家でも職場でもない、サードプレイスなんです」と、常連の30代男性は語る。読書に没頭できる暖炉エリアや、足を伸ばして寝転がれるクッションスペースなど、思い思いの時間を過ごせる設計が施されている。ただお湯に浸かるだけでなく、滞在すること自体が目的となるような「第二のリビング」としての機能が、現代人のライフスタイルに完璧にフィットしているのだ。