1988年に公開され、世界的な大ヒットを記録した映画『ロジャー・ラビット』。作中で圧倒的な存在感を放つアニメーションキャラクター「ジェシカ・ラビット」のデザインソースについて、長年ファンの間で議論が交わされてきました。リタ・ヘイワースやヴェロニカ・レイクのヘアスタイルが参照されたことは有名ですが、背中を大胆に露出した挑発的なイブニングドレスと挑発的なポージングの直接的なモデルこそが、ヴィッキー・ドゥーガンその人です。
アニメーション監督のリチャード・ウィリアムズ率いる制作陣は、ジェシカのビジュアルを構築する際、1950年代のヴィッキー・ドゥーガンの写真資料を徹底的に研究しました。特に、カメラに背を向けながら肩越しに妖艶な視線を投げかける彼女独特のポーズは、映画本編のステージ歌唱シーンやプロモーション用アートワークへと忠実に落とし込まれています。
アニメと実写の枠を超え、現実のセクシーアイコンの魅力をアニメーションへと昇華させたジェシカ・ラビット。そのグラマラスなルックの根底には、ヴィッキーが築き上げた唯一無二のヴィジュアル表現が息づいています。