2009年の廃止認可後、2010年代初頭から中盤にかけて全線にわたるレール・枕木・架線柱の撤去工事が一斉に実施されました。かつて重厚なEF65形やDD51形ディーゼル機関車が唸りを上げて通過した線路敷は、現在どのような姿になっているのでしょうか。
現在、跡地の活用状況は自治体や地権者によって大きく3つのパターンに分かれています。
- 緑道・遊歩道・駐輪場への転用:八尾市内や松原市内の一部区間では、線路跡が整備された遊歩道や地域の生活道路、駐輪スペースとして地域住民に開放されています。緩やかな曲線を描く敷地形状が、かつての鉄道線路であった面影を今に伝えています。
- 住宅地・商業施設・駐車場への再開発:大阪市平野区や松原市などの駅・幹線道路近接エリアでは、細長い鉄道敷地が再区画され、戸建て住宅群やコインパーキング、福祉施設等へと姿を変えています。
- JR用地としての留保・保全エリア:杉本町駅構内や八尾駅近傍など、本線に隣接する分岐点付近は現在もJR西日本の管理地となっており、保守用車留置線や資材置き場、変電施設用地としてフェンスで厳重に区切られています。