「anti sleeps tour 2026」の最大の特徴は、対バン相手の音楽性や世界観に呼応するように、公演ごとにセットリストの構成を緻密に変化させた点にあります。単なる代表曲の羅列にとどまらず、盟友たちへの敬意と真っ向勝負の闘志が込められた選曲が展開されました。
多くの会場で核となったのは、『高嶺の花子さん』『水平線』『花束』『ハッピーエンド』といった誰もが知る名曲群です。しかし、本ツアーの真骨頂は、中盤から終盤にかけて配置された骨太なロックナンバーや、ツアー直前にリリースされた新曲『冬と春』『新しい恋人達に』の研ぎ澄まされた配置にありました。
【代表的なセットリスト構成の傾向】
- オープニング:『青い春』や『アイラブユー』など、会場の熱量を一気に引き上げる疾走感あふれる立ち上がり
- 中盤(対バン意識の深化):『怪盗』『大不正解』『SISTER』など、対戦相手のファンをも巻き込むアッパーチューンを連発
- バラード・核心部:『水平線』『冬と春』『ヒロイン』で会場の空気を一変させ、圧倒的な静寂と感動を創出
- クライマックス〜本編ラスト:『スーパースターになったら』で会場全体が一体となる大合唱を巻き起こす
現場取材やファンの感想レポによると、対バン相手のキラーチューンに刺激を受けたメンバーが、予定外のフレーズをアドリブで組み込んだり、ゲストへのリスペクトを込めたMCから即興で楽曲へ繋ぐなど、一夜限りのドラマが幾重にも生み出されていました。