日本を代表する大手芸能プロダクション「研音」への所属は、彼女の役者人生にさらなる拍車をかけた。層の厚い実力派女優たちを多数擁する同事務所にあって、稲垣来泉は次世代のエースとして着実にキャリア設計がなされている。
子役から大人の女優への転換期は、多くの表現者にとって大きな壁となる。しかし、研音の手厚いバックアップと本人のあくなき探求心によって、彼女はその移り変わりを見事に作品の幅広さへと変換してみせた。日本の芸能界において、「子役出身」という形容詞を完全に過去のものとし、一人の独立した女優として確かなリスペクトを集めている。