渡辺徹さんの芸能キャリアは、1980年に名門として知られる「劇団文学座」の研究所に入所したことから本格的にスタートした。圧倒的な演技力と存在感を醸し出し、同劇団の期待の新人として注目を集めた彼は、翌1981年、日本テレビ系の伝説的な刑事ドラマ『太陽にほえろ!』の「ラガー刑事」役に抜擢される。
甘いマスクとダイナミックなアクション、新人らしからぬ伸びやかな演技で一躍全国区の人気者に躍進。国民的ヒットとなったこの刑事ドラマでのブレイクは、その後の芸能界での揺るぎない地位を決定づけた。劇団文学座で培われた基礎と、テレビという大舞台での度胸が見事に融合し、彼は一躍お茶の間の人気者へと上りつめたのである。