建立から30年以上が経過した仙台大観音は、雨風や震災の影響による外壁の経年劣化が進んでいました。そこで近年、外壁のクラック(ひび割れ)補修や高圧洗浄、全面的な再塗装を目的とした大規模修繕工事が実施されました。
足場を組むことが難しい巨大構造物であるため、本堂の屋上から特殊なロープで職人がぶら下がり、手作業で補修と塗装を行う「クライミング工法」が採用されました。作業員がまるで観音様の手のひらや肩の上を歩いているかのような光景は、当時ニュースや情報番組でも大きく報じられました。
工事完了後の観音像は、建立当時のまばゆいばかりの純白の輝きを取り戻しています。青空とのコントラストは格段に鮮やかさを増しており、足元から見上げる姿は息をのむ美しさです。安全対策も施され、万全の状態で全国からの参拝者を迎えています。