確執や脱退剧が報じられたものの、メンバー間に流れていた絆が消えることはなかった。特にリーダーのYOSHIKIや、生前親交が深かったHIDEとの友情は特別なものであった。2010年、日産スタジアムで行われたライブで、TAIJIは奇跡的にX JAPANのステージへ復帰。YOSHIKIと熱い抱擁を交わしたシーンは、ロック史に残る感涙の名場面として語り継がれている。
バンドの光と影を描き出したドキュメンタリー映画『WE ARE X』においても、TAIJIの存在とその悲劇的な死は重要な焦眉として触れられている。劇中で描かれる彼の映像とサウンドは、彼が単なる一メンバーではなく、バンドの魂そのものを創り上げたキーマンであったことを無言のうちに雄弁に物語っている。