Q1:1日の中でどの時間帯に実践するのが最も効果的ですか?
A1:最もおすすめの時間帯は「入浴後」と「朝の起床後」です。入浴後は温熱効果で血管がすでに拡張しており、筋肉も柔軟になっているため、マッサージによるNO分泌と血流促進効果が倍増します。また、朝の「かかと上げ下げ」は、起床時に起こりやすい急激な血圧上昇(モーニングサージ)を緩和し、全身の血行を目覚めさせるのに極めて効果的です。
Q2:ふくらはぎを揉む方向は、上から下でも問題ありませんか?
A2:原則として「足首から膝裏(下から上)」へ向けて行うのが鉄則です。動脈血は心臓から足先へ自然に流れますが、静脈血は下から上へ押し上げる必要があります。上から下へ強く押し下げると、静脈弁に逆流方向の負担をかけてしまい、血管の弁を傷める原因になります。常に「心臓へ戻す」方向を意識してください。
Q3:何回くらい行えば血圧に変化が現れますか?
A3:運動直後であれば、自律神経の緊張緩和と血管拡張により、実践後10〜15分ほどで一時的に5 mmHg前後の降圧が見られることが珍しくありません。しかし、血管壁の弾力性を改善し、測定値全体のベースラインを下げるためには、1日3セットを最低3〜4週間継続することが標準的な目安となります。
Q4:ふくらはぎを叩く(タッピング)のは効果がありますか?
A4:手を開いて軽くパッティングする程度であれば筋肉への血流刺激になりますが、拳でドンドンと強く叩く行為は避けてください。筋肉の微小断裂や血管壁の損傷を招き、筋肉が防御反応で逆に硬直して血流が悪化する原因になります。手のひらでの「さすり上げ」と、指の腹での「リズミカルな圧迫」が最も安全です。