埼玉紅さそり隊を語る上で絶対に外せないのが、野原しんのすけとの特別な関係性です。しんのすけは、彼女たちが凄みを利かせてポーズを決める姿を「高度なお笑い芸」だと完全に勘違いしており、竜子のことを尊敬を込めて「お笑い師匠」と呼んでいます。
竜子は出会うたびに「師匠じゃねえ!」「お笑いやってるんじゃねえ!」と激怒しますが、しんのすけのマイペースなボケに対して条件反射で完璧なツッコミを入れてしまうため、傍から見ると完全に息の合ったお笑いコンビになってしまいます。
しかし、単なるギャグ要員にとどまらないのが二人の絆です。しんのすけが迷子になったり、危険なトラブルに巻き込まれたりした際、竜子は文句を言いながらも決して見捨てません。自分の身を危険に晒してでもしんのすけを助け出す竜子の姿に、しんのすけもまた絶大な信頼を寄せています。5歳の幼児と女子高生という年齢差を超えた、温かくも可笑しな友情が作品の大きなスパイスになっています。